認定介護福祉士はキャリアパスでの最上位

キャリアパスとは、目指す仕事のためにどのような資格を取得して経歴(キャリア)を積むかを示した道筋(パス)です。介護の仕事においては、介護職員初任者研修がスタートとなります。

これまで資格なしで働いていた人や介護の仕事が未経験ならば、まず介護職員初任者研修修了を目指しましょう。カリキュラムは130時間で、最短1か月で修了できます。介護職員初任者研修を修了すれば、食事や着替え、入浴介助など身体に直接触れるような介護をすることができます。

次に目指すのが、介護福祉士実務者研修です。カリキュラムは450時間ありますが、介護職員初任者研修修了者であれば130時間免除されます。介護福祉士実務者研修を修了し、実務経験が3年以上あれば、介護福祉士の国家試験受験資格が得られます。

介護福祉士は介護を必要とする人にサポートするのが仕事ですが、介護の現場においてスタッフに対する教育や指導も行います。また、介護福祉士であればサービス提供責任者になることも可能です。

サービス提供責任者は資格名ではなく職種の位置づけですが、介護福祉士の資格を持っている、実務者研修修了者、あるいは介護職員初任者研修修了者であって3年以上の実務経験を有するものといった要件を満たさないとなれません。

さらに、介護士の資格の中で最上位となるのが認定介護福祉士です。資格取得のための研修を受けるには、介護福祉士の資格を所有し、5年以上の実務経験が必要です。認定介護福祉士は介護福祉士の指導者的な位置づけであり、介護職のキャリアパスでの最上位資格となります。